名古屋市役所本庁の建物は1933(昭和8)年の建設で、国の有形文化財となっている。外観は洋風と和風を融合させたデザイン。内部は名古屋城本丸御殿を念頭に設計されている。
この本庁舎、意外と人気で2004年2月に映画「笑の大学」で、2005年夏には映画「小さな勇者たち−ガメラ−」で使用されている。
今回はTBS側が「ドラマの時代設定にぴったりの雰囲気だ」として使用を申し込んだ。 収録は早朝始まった。午前8時前、名古屋市役所本庁舎5階の「正庁」といわれる大部屋に入った津川雅彦は「見事な調度品ばかり。当時の雰囲気がそのまま残されているということは素晴らしい」と室内を見渡して絶賛。ドラマでは、津川演じる大蔵省の永田大臣の部屋となった。
この日は、永田大臣と大蔵省主計局次長の美馬中(仲村トオル)が、金融再編成に関する話をするなどストーリー上、大変重要な場面が収録された。
床が板張りのため、靴の音が響くなど収録でも予想以上の演出効果があったとようだ。ドラマ収録は放送と同時に進められており、今回のロケの模様は3月に放送される予定。
愛知県民としてどんな仕上がりになっているか放送が非常に楽しみだ。